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北陸新築リフォーム補助金サポートナビ運営局です。
今回のコラムは2025年に実施予定の新しい補助金「子育てグリーン住宅支援事業」について解説します。
※本記事は令和6年11月29日に発表された情報を元に作成しております。
令和6年12月31日で終了予定の「子育てエコホーム支援事業」。
新築住宅の場合は最大100万円、
リフォームの場合は世帯要件なしで最大60万円を申請できる補助金でした。
この補助金の終わりが近づくにつれて、「来年の新しい補助金はないのか」と気になっていた方も多いのではないのでしょうか。
そんな中、11月末に「子育てグリーン住宅支援事業」が2025年の新しい補助金として概要が発表されました!!
予算規模は2,250億円、前回から150億円アップです。
詳細はこちら。
(国交省のHP)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000290.html
今回のコラムではこの「子育てグリーン住宅支援事業」について解説していきます!
新しい補助金「子育てグリーン住宅支援事業」
いったい補助金額はいくらなのか、気になっている方も多いのではないかと思います。
まずは、新築の場合の3パターンを簡潔に解説していきます。
こちらは今回から新設された住宅で、全世帯が対象となっており、1戸あたり160万円がもらえます。
詳しくは後半で解説します。
前回は1戸あたり100万円もらえましたが、「子育てグリーン住宅支援事業」では減額となり80万円となりました。
ただし、古い自宅を壊す場合(建て替え・除却)がある場合は20万アップして1戸あたり100万円となります。
前回では1戸あたり80万円もらえましたが、「子育てグリーン住宅支援事業」では減額となり40万円となりました。
なんと半分になってしまいました。
ただし、古い自宅を壊す場合(建て替え・除却)がある場合は20万アップして1戸あたり60万円となります。
前回の補助金により、長期優良住宅とZEH水準住宅が普及したことを踏まえ、
新しい「子育てグリーン住宅支援事業」では補助金額が減額になったものと思われます。
さらに今回も補助対象となる世帯は子育て世帯と若者夫婦世帯のみが対象です。
ところが、今回注目されている「GX志向型住宅」
こちらは世帯要件ありません!
しかも、1戸あたり160万円ももらえるという超高額設定!
この「GX志向型住宅」ってなんだ?と思われた方がたくさんいらっしゃると思いますので、次で解説していきます!
今回新設された「GX志向型住宅」。
本コラムは「北陸地域」の場合を想定して解説します。
要件は下記の3つ全てを満たすこと。
なかなか高いハードルになっています。
要件1. 断熱性能等級6以上であること
要件2. 再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量の削減率35%以上
要件3. 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率100%以上(寒冷地等の場合は75%以上)
ここから断熱性能等級6を達成するためのおすすめ仕様を例としてご紹介します!
等級6なのでZEH水準相当の断熱性能では不足しますので、窓や断熱材の強化は必須。
特に北陸の住まいづくりは延べ床面積が大きく、リビングに吹抜けがあったり窓面積も大きい傾向があるため、
まずは窓の断熱性能向上は必須でしょう。
断熱等級6といえば外皮性能UA値0.46で適合しますが、
当サイトのおすすめはUA値は0.46ギリギリでななく、できればUA値0.40近辺まで強化しておくことをおすすめします。理由は後ほど。
(例)樹脂製トリプルガラスのサッシを採用
※エクセルシャノンNS-50の場合
また、断熱材も高性能品に変更したり厚みを増したりなどして外皮性能向上が必須です。
(例)屋根の吹付硬質ウレタンフォーム 吹付厚みアップ
(例)業界トップレベルの断熱材 ネオマフォームの積極的な採用
この要件は全ての建築地での必須要件となります。
再生可能エネルギーを除く=つまり太陽光発電の削減分は考慮せずに、
住宅の一次エネルギー消費量が省エネ基準レベルと比べて35%以上削減できていること。
ZEH水準住宅の場合は削減率は20%で適合でした。
あと15%もエネルギーの削減を強化する必要があります。これがかなり難しい!
北陸の一次エネルギー消費量計算において、特に暖房で生じる一次エネルギー消費量は最も大きく算定されがちです。なので15%さらに削減するならまずは暖房から。
方法としては、主たる居室つまりLDK空間に高性能エアコンを採用するなどがおすすめ。
(例)パナソニック/エオリアHXなど(Xシリーズ) を採用。エネルギー区分(い)使用
そもそもエアコンは暖房設備として住宅の省エネ基準適合確認にも必要です。
これからはお客様支給(大手家電量販店で好きな機種を値段で決める)ではなく、
住宅の建築士として、その住宅に必要なエアコンをしっかり選定する必要がありますね。
この要件は建築地によって最低要件が異なります。
一般地、寒冷地等、都市部狭小地等と3分類に分かれており、
一般地は削減率100%
寒冷地等は削減率75%
都市部狭小地等は削減率要件なし。
北陸地域は多雪地域100cm以上がほぼ該当するので、寒冷地等として削減率75%で申請OKとなりそうです。
つまり「GX志向型住宅」補助金160万は太陽光パネルがまずは必須となる予定です。
なお、削減率75%以上とするためには、目安として太陽光パネルはおよそ4.5kwほどかと思います。
上記の3つの要件を全て達成すると、1戸あたり160万円の補助金がもらえます!
「GX志向型住宅」は世帯要件がありません!全世帯が対象です!
ぜひこの補助金を活用して、お客様へ高性能住宅の提案をしてみてはいかがでしょうか?
新築にしか補助金が出ないのかと思っている皆さん。
「子育てグリーン住宅支援事業」は今回もリフォーム工事が対象となりますのでご安心を。
持ち家のリフォームはもちろん、賃貸用アパート、買取販売業者が販売前に実施する断熱リフォーム工事も対象になっています。(自社施工は除く)
主な補助対象工事としては以下になります。
必須工事:開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、エコ住宅設備の設置
任意工事:子育て対応改修、バリアフリー改修等
今回は補助対象とするために「Sタイプ」と「Aタイプ」いずれかに該当する必要があります。
それぞれいくらもらえるのかと言いますと、、、
Sタイプは上限60万円まで
Aタイプは上限40万円まで
Sタイプ工事であれば最大60万も申請できる!
それでは、次にSタイプとAタイプの違いについて解説していきます!
必須工事である、開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、エコ住宅設備の設置 この3種すべてを実施すること
【Sタイプのリフォームの例】
開口部の断熱改修 + 躯体の断熱改修 + エコ住宅設備(下記は高断熱浴槽の場合)
必須工事である、開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、エコ住宅設備の設置 この3種のうち2種を実施すること
【Aタイプのリフォームの例】
開口部の断熱改修 + エコ住宅設備(下記は高断熱浴槽の場合)
注意点として、必須工事のうち「開口部の断熱改修」と「躯体の断熱改修」の2点はZEH水準に相当する省エネ性能以上の改修に限りますのでご注意ください。
また、任意工事(バリアフリー工事など)はAタイプなど必須工事を最低2種以上行った場合に補助金が加算できます。
UBのみ改修で、高断熱浴槽(エコ住宅設備)とバリアフリー工事(任意工事)のみの場合は
今年は補助金申請はできませんので、ご注意ください。
理由:必須工事が1種類しかないから(エコ住宅設備=高断熱浴槽や節湯水栓など)
近年、リフォーム需要も高まっているので、今回のリフォーム補助金を活用してみてはいかがでしょうか。
では、既に着工済みの物件は補助対象にできるのでしょうか?
補助対象となる工事着手日について解説します。
新築は「経済対策閣議決定日(令和6年11月22日)以降に、
基礎工事より後の工程の工事(土台施工など)に着手した物件」となります。
下記はイメージ図です。
11月22日時点で下記の状態なら新しい補助金に申請可能。
リフォームは「経済対策閣議決定日(令和6年11月22日)以降に、
契約したリフォーム工事の全体の工事が始まった日(例えば解体が始まった日)した物件」となります。
※下記はイメージ写真です。11月22日以降に解体スタートした案件など。
「子育てグリーン住宅支援事業」は一体いつから申請可能なのか、気になっている方も多いと思います。
2024年のものを参考に当サイトの予測としては、2025年3月末より申請が可能なのではないかと考えています。
みなさんも申請のスタートダッシュが遅れないよう、申請開始日に向けて、
リフォーム現場の写真の整理や性能証明書類の入手方法について確認しておきましょう!
今回は「子育てエコホーム支援事業」の後継事業として2025年に始まる「子育てグリーン住宅支援事業」について解説しました。いかがだったでしょうか。
北陸新築リフォーム補助金ナビでは、今回新登場した「GX志向型住宅」を検討したいけど、
断熱材や窓をどのくらいの仕様にすればいいのかわからない工務店様向けに、
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【先着5社様限定!GX志向型住宅 設計無料キャンペーン】
対象:富山県、石川県、福井県の工務店様
計算対象:木造戸建て2階建住宅(150㎡まで)
サービスの内容:外皮性能計算および一次エネルギー計算を無料で実施します。
・これまでZEH水準までしか設計したことがない工務店さまにおすすめ!
・過去物件やサンプル物件を使ってGX志向型住宅にするための条件を計算いたします!
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