いつもご愛読いただきありがとうございます。
北陸新築・リフォーム補助金サポートナビ編集部です。
最近の燃料価格高騰による家庭の電気代高騰のニュース、ひとごとではありませんよね。
北陸電力からも4月からの値上げのお知らせが届いてるし。。。
そんなモヤモヤ中のみなさまのために、今回のコラムは北陸電力の電気料金の改定情最新報をお届けします!
【目次】
1. どうなる北陸の電気料金
2. 北陸電力の2023年4月からの料金改定とは
3. オール電化住宅の深夜電力部分が20%値上げ!?
4. まとめ
昨年11月30日、国内大手電力会社は次々と「規制料金」の値上げを経済産業省に申請しました。
中でも「北陸電力は約45%の値上げを申請」というニュースには衝撃が走りました。
どこに行っても話題になっていましたね。
45%って。
北陸電力は安いから☆となんとなく油断していたんですけど、
昨年の夏の電気代は確かにいつもより高かった。。
電気料金には「燃料調整費※1」という、
燃料価格の変動によるコスト増を毎月の電気料金に上乗せできるしくみがあるのですが、
この燃料調整費がウクライナ情勢以降、ずっと上昇し続けています。
みなさまのご自宅や会社の2022年の電気料金はどうでしたか?
たぶん歴代最高金額だったはず。
北陸電力は水力発電をがんばっているおかげで、
もともと他の大手電力会社より化石燃料への依存度が低いそうです。
全発電電力量のうち化石燃料は約52%、水力約24%、太陽光発電約5%、
そして原発は止まってますので現在0%とのこと。
しかし「志賀原発を止めて火力発電比率が高まったので収支が圧迫」されたとして、
とうとう昨年の12月、北陸電力が令和5年4月からの電気料金を値上げを発表しました。
(認可が必要な規制料金は認可後値上げの予定)
直前に前述の45%値上げニュースがあったので、
やっぱ値上げするんだ・・・と覚悟した矢先、
政府の物価高騰対策「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の実施が発表されたのです。
要するに補助金です。
なのでみなさんの電気代の請求金額は、この政府の補助金のおかげで、
今のところは値上げは落ち着いていることでしょう。
しかしこれは一時的な措置。
令和5年の10月使用分までの期間限定とのことです。
となるとやはり、
今月4月からの北陸電力の電気料金改定がどうなっているのかを確認しておかないと、
そのうち補助金投入なしになって、暖房費がかさむ冬になってしまいます。油断禁物!
そこで、今回は、もう実施済の料金改定(値上がり)の内容と、
どこが値上がりしたのかしっかり見てみましょう。
現在、北陸電力HPにて「電気料金の改定について」という案内が公表されています。
主な料金メニューの改定影響額(月額)が例示されているので参考にしてください。
北陸電力株式会社 改定内容 (自由料金メニューのお客さまの電気料金の改定について) (rikuden.co.jp)
オール電化住宅の場合
契約容量10kVA 使用量750kwh の場合(月額)
■くつろぎナイト12
【改定前】24,282円
【改定後】28,122円
差額 +3,840円
■エルフナイト10プラス
【改定前】24,035円
【改定後】27,746円
差額 +3,711円
オール電化住宅以外の場合
契約電流50A 使用量550kwh(月額)
■従量電灯ネクスト
【改定前】20,321円
【改定後】23,561円
差額 +3,240円
■使っておとくライト
【改定前】19,592円
【改定後】22,161円
差額 +2,569円
なんとオール電化住宅の電気代値上げは月平均で約3,800円!!
年間 約45,600円 負担増!!
45%増えるわけではないですが、やっぱりきついです。。
今回の料金改定には「基本料金の値上げ※1」と「電力量料金※2」のダブル値上げなのです。
この「電力量料金」の値上げの影響が大きいんだと思いますが。。。
「電気料金」には内訳があります。
電気料金= 基本料金※1 + 電力量料金※2 + 燃料費調整額 + 再生可能エネルギー促進賦課金
このうち「電力量料金」における単価の値上げは
電力の使用量が多い家庭ほど負担増になってしまう=オール電化住宅は特に影響が大きい。
次項でさらに詳しくみてみましょう。
では2023年4月以降の電気料金のうち※2の
電力量料金単価がどのくらい変わったのか見てみましょう。
詳しくは下記HP参照
北陸電力株式会社 新旧約款・単価一覧(自由料金メニューのお客さまの電気料金の改定について) (rikuden.co.jp)
オール電化住宅 ※契約容量6kVA ~10kVAまでの場合
■くつろぎナイト12
【改定前】
基本料金1,650円
昼間(夏季)44.58円/khw
昼間(その他季)34.70円/khw
ウィークエンド 29.27円/khw
夜間時間 22.14円/khw
【改定後】
基本料金2,255円
昼間(夏季)39.80円/khw
昼間(その他季)39.80円/khw
ウィークエンド 33.73円/khw
夜間時間 26.91円/khw(20%増)
■エルフナイト10プラス
【改定前】
基本料金1,650円
昼間(夏季)42.71円/khw※
昼間(その他季)39.68円/khw※
朝夕時間 31.84円/khw※
夜間時間 21.71円/khw※
【改定後】
基本料金2,255円
昼間(夏季)41.84円/khw
昼間(その他季)41.94円/khw
朝夕時間 36.09円/khw
夜間時間 26.56円/khw(22%増)
オール電化住宅以外
■従量電灯ネクスト
契約容量50A、使用量550kwhの場合
【改定前】
基本料金1,210円
電力量料金 27.48円/khw
【改定後】
基本料金 1512.50円
電力量料金 30.20円/khw
■使っておとくライト
契約容量5kVA 使用量 550kwh の場合
【改定前】
基本料金 242.00円
電力量料金 31.06円/khw
【改定後】
基本料金 302.50円
電力量料金 35.68円/khw
オール電化住宅の「深夜電気料金帯」が20%は値上げされてる。。
深夜電力を使う代表格といえば給湯機器です。
今までの割安な深夜電力料金前提の感覚のままお湯を無造作に使っていると、
政府の補助金終了+料金改定後の電気代(深夜電力帯値上げ)+燃料調整費+しかも冬!
今年の冬の電気代の請求金額はとんでもないことになるかもしれません~~!
家族みんなで節電を意識しましょう!
では、節電対策は何をしたらいいのでしょうか?
当サイトでは下記をおすすめします。
北陸の住まいにとって最重要ポイントは、暖房と給湯!
① 古いエアコンから新しい省エネタイプのエアコンに買い替えましょう。
② 高断熱浴槽や節湯水栓などお湯に関係する住宅設備を省エネタイプにリフォームしましょう
③ 冬の室内温度を維持するために寝室やリビングに断熱材や窓の省エネリフォームをましょう
④ できれば太陽光発電と蓄電池を採用し、電気の自給自足を目指しましょう
この①から④までの節電対策にちょうどぴったりの補助金が今はあります。
そうです、『住宅省エネ2023キャンペーン』ですよ。ぴったりじゃないですか!
※蓄電池はリフォームでの補助金対象になっています。
詳しくは当サイト別コラム参照ください。
まさに今始まったばかりのこの補助金で、電気代のかからない住まいに変身させませんか?
冬が来る前に。。。
窓や断熱材の省エネリフォームであれば、こどもエコ補助金や先進窓リノベが終了した後でも
いくつか申込できそうな補助金はありますよ。
詳しくは当サイト作成の補助金一覧表を参照ください。
暖かくて快適な住まいは電気代の値上がりに強いです。
さらに太陽光発電システムと蓄電池があれば最強!
これからは新築するならZEH住宅をおすすめします!
当サイトで作成したZEH説明資料もありますのでダウンロードしてご活用ください。
「ZEHってどんな家?」
①太陽光の導入メリット
「ZEHってどんな家?」
②高断熱仕様で省エネな住宅設備のある家。パッケージプランの例
「ZEHってどんな家?」
③住んでからの家計がラクになる!住宅ローン&電気代
令和5年4月からの北陸電力の電気料金改定の影響について解説してまいりましたが
いかがだったでしょうか。
この機会に、ご自宅の電気代をチェックしてみてくださいね。
北陸新築リフォーム補助金ナビではさまざまなお役立ち資料をご用意しております。
ぜひご活用ください。