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蓄電池は必要?メリット・デメリットについて解説

蓄電池を併用する太陽光発電のメリットをまとめたお役立ち資料はこちら!

いつもご愛読いただきありがとうございます。

北陸新築・リフォーム補助金サポートナビ編集部です。

今回は蓄電池のメリット・デメリットについてまとめましたのでご紹介します。

1.蓄電池とは

蓄電池の仕組みと種類について解説します。

 

  1.  a.蓄電池の仕組み

 蓄電池とは、太陽光パネル等で発電した電気や電力会社から購入した電気を貯めておき、
 繰り返し使用できる電池です。

 

    1.  b.蓄電池の種類

    2.  蓄電池には産業用蓄電池と家庭用蓄電池があります。
  1.  
      1.   ⅰ.産業用蓄電池

  産業用蓄電池は、商業施設や工場などに設置され、

  蓄電容量も15kWh~と家庭用のものより大きくなります。その分価格も高額になり、

  一般家庭で使われることはほとんどありません。

 

      1.   ⅱ.家庭用蓄電池

  家庭用蓄電池は、一般家庭向けに作られたもので平均的な蓄電容量は6kWhほどになります。

  太陽光発電システムと連携し、パネルで発電した電気を蓄電池に貯めて使ったり、

  電力会社から安い時間帯の電気を購入し貯めておくことで節電につながります。

  設置費用の目安としては、概ね100~200万円が相場となります。

 

2.蓄電池を導入する主な目的

蓄電池はどのような目的で設置するものなのでしょうか。

 a.太陽光パネルをより活用するための併用設備

 蓄電池は太陽光パネルをより有効活用するための併用設備として設置されます。

 太陽光パネルは、太陽光を集め電力を作り出すことはできますが、貯めておく能力はありません。

 この点、蓄電池を太陽光パネルと併せて設置することで、昼間発電した電気を夜間に使用したり、

 また余った電気を売る(売電)ことで収入を得ることもできます。

 

 b.災害時に備えるための設備

 蓄電池は災害時に備えるための設備という目的があります。

 旭化成ホームプロダクツ株式会社が行った調査では、被災時に困ったこととして

 「電気・ガスが使えない」と答えた割合が56.2%と他と比べても圧倒的に多くなっています(図表1)。

 

 この点、蓄電池に電気を貯めておくことで、
 地震や台風等の災害時に停電しても非常用電源として活用できます。

参照元:旭化成ホームプロダクツ株式会社「防災意識と備えに関する調査」

 

3.蓄電池のメリット

蓄電池の主なメリットとして次の2点が挙げられます。

 a.太陽光パネルと併用して電気代の値上がり対策

 蓄電池のメリットとして、夜間の安い電気を貯めておき単価の高い日中に使用することが挙げられます。

 ただ、最近では、エコキュートや電気温水器等の普及により深夜帯と日中に設定されている電気料金の差が

 縮小し、蓄電池だけでは電気代の節約メリットが減っています。

 そのため、蓄電池を単体で設置するより太陽光パネルと併用し、昼間に発電した電気を

 無駄なく使うことの方が電気代の値上がり対策の効果が大きくなります。

 

 b.非常用電源として使える

 蓄電池のメリットは災害時の非常用電源として活用できることです。

 具体的には、「夏場や冬場でも空調を使える」「冷蔵庫のものが傷まない」「温かい食べ物や飲み物が

 作れる」など挙げられます。

 蓄電池の種類や容量によって、災害時に電気が利用できる場所や利用できる時間、

 1度に同時使用できる電化製品などが変わります。

 

4.蓄電池のデメリット

一方で蓄電池のデメリットとして次の2点が挙げられます。

 

 a.初期費用がかかる

 蓄電池の容量やメーカーにもよりますが、家庭用蓄電池はおよそ100万円~200万円の設置費用が

 かかります。仮に月3,000円、年間36,000円のコスト削減ができるとしても、

 元をとるには27年以上の期間がかかります。

 災害時の非常用電源というメリットがあるにしても、太陽光パネルと併設するなど

 コスト削減効果をしっかりと検討する必要があります。

 

 b.設置条件をクリアする必要がある

 2つ目のデメリットは設置条件をクリアする必要がある点です。

 蓄電池は屋内用のものもありますが、屋外に設置するのが一般的です。小型のものでも

 「50cm×50cm」「1m×30cm」程度の場所をとりますのでそのスペースを確保する必要があります。

 また、蓄電池も電子機器ですので壊れにくい環境が適しています。

  •  ●外気温が-10℃~40℃の範囲
  •  ●直接日光が当たらない
  •  ●水はけのよい結露しにくい場所
  •  ●塩害地域ではない 等

 こういった条件の場所が適しており、またメーカーによって設置条件や保証条件が異なりますので

 しっかりと確認する必要があります。

 

5.蓄電池の設置に使える補助金情報

蓄電池を設置するときには、補助金が活用できる場合があります。

補助金をうまく活用して、かしこく蓄電池を設置しましょう!

 

【リフォームの場合】

★子育てエコホーム支援事業

リフォームで蓄電池を設置する場合に補助を受けることができます。

蓄電池の設置で64,000円の補助金が活用可能です。

 

詳しくはコチラ⇒

関連コラム:こどもエコすまい継続決定!新しい補助金「子育てエコホーム」とは

 

【新築の場合】

★地方公共団体で実施する補助金

蓄電池の設置に対して地方公共団体から補助金が出ていることもあります。

 

福井県内、石川県内、富山県内の支援制度を県別にまとめた一覧表です。

ぜひ参考にしてください。

 

なお、国の補助金と併用できるのかどうかは事業別に異なりますので、

各事業の担当課に確認しましょう。

 

 

福井県版はこちら(福井県建築住宅課住まいづくりグループHP)

https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kenchikujyuutakuka/sumaishienseido.html

 

石川県版はこちら(石川県土木部建築住宅課HP)

https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kenju/zyutaku_yusi.html

 

富山県版はこちら(富山県土木部建築住宅課HP)

https://www.pref.toyama.jp/1507/kurashi/seikatsu/sumai/kj00011829.html

 

6.まとめ

蓄電池の仕組みと目的、メリット・デメリットについて解説しました。

蓄電池を導入すると太陽光発電のみの時より多くの電気を自家消費でき、

電力会社から買う電気が減らせるため、電気代の値上がり対策になります。

費用はかかりますが、蓄電池の電気代値上がり対策というメリットをさらに有効なものにするとともに、

導入コストがかかるデメリットを緩和する意味でも、蓄電池は太陽光パネルとの併用が有効です。

どんな些細なことでもお気軽に北陸新築リフォーム補助金サポートナビにお問い合わせください。

 

蓄電池を併用する太陽光発電のメリットをまとめたお役立ち資料はこちら!

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