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北陸新築リフォーム補助金サポートナビ運営局です。
今回のコラムは正式決定が決まったばかりの新しい補助金「子育てエコホーム」について解説します。
令和5年9月28日で予算終了しました『こどもエコすまい支援事業』。
新築住宅の場合は最大100万、リフォームの場合は最大60万円申請できる補助金でした。
みなさん期限内に提出した交付申請手続きは順調ですか??
10月~11月に着工したお客様におすすめできる補助金が無くなってしまったので、
こどもエコすまいが再度復活するかどうか、住宅業界が注目していました。
11月末に無事国会で補正予算が成立し、
『こどもエコすまい支援事業』の継続事業が正式決定しました!!!
あたらしい事業名は「子育てエコホーム」です。
予算規模は2100憶円、前回より700憶アップです。
補助金の概要資料も順次公開中。
国交省「子育てエコホーム支援事業について」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000243.html
基本的には『こどもエコすまい支援事業』と大体同じです。
今回も電子申請の予定ですが、前回との相違点もいくつかありますので、解説していきます!
前回の『こどもエコすまい支援事業』では
新築住宅で補助対象になるのはZEH住宅(ZEHOriented)で補助金100万円でした。
当サイトへもたくさんのBELS申請サポートのご依頼や申請のご相談をいただきました。
北陸の工務店のみなさんは暖かい住まいづくりを意識し断熱仕様がもともと良かったこともあって、
100万の補助金をもらうための原価アップ分としておよそ30万~50万の方が多かったです。
性能もアップできるしお客様へも還元できる、ほんとうに良い補助金でした。
新しい補助金 「子育てエコホーム」
今回も新築の場合は世帯要件があり、若者夫婦または子育て世帯の住宅が対象です。
ただし、今回は100万円もらえる性能の高い住宅は「認定長期優良住宅」です。
ZEH住宅(ZEHOriented)の場合は補助金額はダウンして80万。
100万円のハードルが上がっているのでご注意ください!
全国的には認定長期優良住宅での補助金申請が主流になるでしょう。
大手ハウスメーカーは耐震等級対応しており、太陽光パネルが無くても取得可能な認定だからです。
「認定長期優良住宅」は令和4年度の統計で全国平均4戸に1戸の割合で建築されています。
ネット上では令和6年に使える新築の補助金=「認定長期優良住宅」といった表現が目立つ年になるでしょう。
私たち北陸の工務店にとっては対応に注意が必要です。
お客様は「どうせなら80万ではなく100万ほしい。」
「20万以上に工事費用がかかるのはわかったけど税制優遇も一番いいし、興味がある。」
「長期優良住宅にしたら今の見積からいくらアップするの?」
と聞いてきますよ。間違いない。
長期優良住宅の実績がない方は、ぜひ当サイトの長期優良住宅申請サポートをご利用ください。
まずは間取りプランの確認からさせていただいております。
ぜひお問い合わせください。
一方、リフォームの場合ですが、今回も世帯要件はありません。子供がいない世帯でも補助金はもらえます。
自宅建物ではなく貸家などの賃貸住宅でもOK、
リフォーム工事の発注者が法人でもOKです。
お客様は、ネットやチラシなどで補助金名を見て「うちは補助金対象外だ」と100%思ってますので
「いや実は違うんですよ」と教えてあげましょう。
リフォームは補助対象工事の幅がとても広いのでとても使いやすいです。
対象工事が多すぎてわからなくなるのでどんな工事が補助対象になっているのか、
いつも手元に資料を持っておきましょう。
当サイトではリフォームで補助対象になる工事項目と補助金額のリストを作りました。
下記から無料でダウンロードできますのでぜひご活用ください。
前回の「こどもエコすまい支援事業」は2023年3月末に補助金交付申請がスタートし、
9月28日には予算の消化が100%となって終了しました。
注目度の高い補助金ですので、早めの契約、早めの工事着手、早めの予約申請がおすすめ。
9月頃になったら予算の減り方に注意しましょう。
今回の補助金の対象となる新築工事の着工の要件ですが、
新築:2023年11月2日以降に基礎工事より後の工程の工事に着手した住宅
リフォーム:2023年11月2日以降にリフォーム着工した住宅
請負契約日も不問です!
前回のこどもエコすまい支援事業では、補助金への登録日以降に着工しなければならなかったり、
もともと登録していた事業者とそうでない事業者では着工可能日が違ったりしていましたが、
そのようなめんどくさいことは一切なくなりました!
現時点でも、既に対象となる工事がお手元にあるのでは?
新築であれば着工済でも11月2日時点の工事の進行具合によっては今からでも補助対象にできます。
ZEH住宅であれば今回もBELS評価書が必要です。
混みあう前にサポートのご依頼ください。
リフォームの場合は11月中に施工済の場合でも11月2日以降に解体(リフォーム着手)したなら
補助金申請可能です。
工事前の写真など、申請に必要なものが残っていれば申請の候補としていいでしょう。
なお、前回の『こどもエコすまい支援事業』よりも補助金額がアップしているのでおすすめですよ。
ただし必須工事が1つ以上ないと補助金申請できません。
必須工事をもう一度おさらいしましょう。
リフォームの補助金申請の際には、まずは必須工事を何か1つ以上実施する必要があります。
必須工事は大きく分けて下記の3分類。
①開口部の断熱改修
②外壁・屋根(天井)・床いずれかの断熱改修
③エコ住宅設備の設置(高効率給湯機器や高断熱浴槽など)
上記①②③いずれかの工事を1つ以上実施する場合に
他のリフォーム工事についても加算で補助金がもらえます。
窓については前回のこどもエコと同様、より高い性能の窓や断熱材を使った場合には補助金額をアップすることで性能重視リフォームをより手厚く支援する、立体的な補助金設定になっています。
さらに、樹脂製サッシLow-Eガス入り複層窓など、上記よりもっと高い性能の窓を使う場合は、
別事業「先進的窓リノベ事業」がオススメです!
新しい先進的窓リノベ事業も継続予定。
1カ所あたりの補助額設定については詳細が分かり次第、当サイトでも情報を発信していきます。
リフォームの場合は一般世帯(子供がいない世帯や若者夫婦でない世帯)でも補助金申請できるのですが
補助金額の上限においては制限があります。
※既存住宅の購入が無い場合の例
補助金タイトルのとおり、子供がいる世帯や若者夫婦世帯に有利な設定となっていますね。
また、1申請あたりの下限(補助金申請額)は原則5万円という要件もあるので注意しましょう。
(前回と同じ)
例えば必須工事として開口部の外窓改修(大サイズ)を1か所だけ実施したとしても、
補助金は外窓交換(大サイズ)ZEHレベルの場合でも34,000円/箇所なので、
補助金申請額が5万円以上にならず、
補助対象外になるのです。
窓だけでなく、給湯器やユニットバスの入れ替えなど、複数のリフォーム工事をまとめて実施すれば、
窓も補助金をもらうことができます。
「今回の外窓設置だけでなく、給湯器も交換しておきませんか?もういつ故障してもおかしくない年数だし、壊れてから発注してたらきっとすごくお待たせします。冬に壊れたら大変です。今まとめて工事するなら補助金が5万以上出ますよ」と、ひとこと言ってみてください。
必須工事の断熱改修等を実施するなら、同時に任意工事項目もチェック。
お客様に追加工事をおすすめしてください。
こどもエコすまい支援事業の後継事業「子育てエコホーム」について解説しました。
いかがだったでしょうか。
北陸新築リフォーム補助金ナビでは、この補助金を活用したいけど、どんな材料を使用したらよいのかわからない、申請手続きが不安。などの工務店様からの相談や、補助金申請を支援しております。くわしくは当サイトまでお問い合わせください。
当サイトでリフォームで補助対象になる工事項目と補助金額のリストを作りました。
下記から無料でダウンロードできますのでぜひご活用ください。